懐メロ

むかし、学部生時代に東京を旅した時に立ち寄った下北沢VV、そこで見つけたCapsuleなりYMCKだったりに端を発するある種ハマっていた音楽の類。そこからの流れで（その道からすると軽いのだろうけれど）キラキラしたHouse系へ傾倒していったような。そんな時代からもうすぐ10年立ってしまうのだけれど、ふとしてその時に活躍していたであろうアーティストが今どんな活動をしているのか気になって調べてみた。ところが、ほとんどのアーティストが、公式BlogやHPはあるものの更新は止まっていて、時代が変わったのだなあと思う。つまるところ、Amazonに名前を打ち込めば、中古のCDは1円で買えてしまうような、そんな世代交代。いわゆるクラブ系とされるのはEDMの時代からついていけていないけれど、今の流行りはなんなんでしょうね。ダブステップとか何時の時代とか言われそう。
懐かしくもなったけれど、そういえば入手していない音源もあったな、と思いAmazonでポチーしてみた。地元系のレコード会社発プロデュースで、某アーティストもここだったんだよな、あのビルを上って行くとアナログレコードをたくさん取り揃えたショップがあって、そういう世界にどっぷり浸からずともワクワク感があったことを思い出す。もしかしたら、そういう店に常連になって色んな人と関わったりできると世界も変わっていったのかもしれないなあ、なんて想像の世界。
音楽の道、も考えたことが無いとは言わない。けれど、いま作曲の世界で活躍しているような人は、もうキャリアが十何年となっているからこそのスピードとクオリティなのであって、そのレベルにはもはや敵わないんだよなあ。好きと食べていくとは似て非なるもので、そこが同等に昇華できれば幸せだけれども、うまくいく人は一握り。そんな覚悟も器量もないのです。
そんなことを思いながら、懐かしい感じの曲が届いたので取り込んでスマートフォンで聴いてみる。音楽も手軽になったなぁ。