メモ帳あるふぁv2

Since 2004/2009-2022 気が向いたときに長文を書く用。暇人であるときが懐かしく感じます。

島めぐりツアー

今年に入って何故だか分からないが「島」熱が上がっている。ゴールデンウイークに試験勉強を放棄して行った「初島」ツアーで島時間の魅力に取り付かれたのがきっかけかも。行くには海路しかない、非日常な場所っていうことも大きく寄与していると思う。もちろん、生まれも育ちも内陸だからに他ならないの。

もともと今回の旅行では、今では「廃墟」となっているという元炭鉱があった「端島」というところに訪れることが目的だったのだけど、今回は急遽さらに1ヵ所島を追加して、計2つの島を訪れてみた。

  1. 「のこの島」

福岡市内にある島で、市内の地下鉄を降りてタクって5分のフェリー乗り場からなんと10分で着くというお手軽感たっぷりな島である。「初島」に行くよりも気軽にリゾートっぽい気分を味わえるとか。。。天気予報によると快晴間違いなしとのことなので、アウトドア的=島散策の予定を入れてみたのだ。


【しまがみえたー】
島に着くと、しばらくバスは来ないようなのでその辺をうろついてみた。猫がのんびりと寝転がっていたり、なんだか穏やか。対岸には蜃気楼のように福岡の都市が見える。とっても近いのにこんなのんびりしてるなんて、良いね!

きらきらひかる・・・海!】
もちろん穏やかな島なので、見所たくさん!というわけには行かないようである。それでも、パターゴルフ的な何かを楽しめるとのことなのでワクテカしながら行ってみる。もちろん遊ぶ。パターゴルフはやっぱりお手軽で楽しい。ゴルフほど難しくないし(笑)
都市部が対岸に見えるほど近いのに、海はとってもキレイだった。まるで網地島のようなw 磯にはカニやらイソギンチャクやらいたりして、海のいきものずかんが欲しくなるくらい。

【夏だったら間違いなく突入していた海】
そうこうしているとお昼をまわる。気のせいか、人も少しずつ増えてきたようなので、フェリーに乗って福岡市街へ戻る。特急かもめに乗って、一路長崎へ向かった。近くのグリーン車にお笑い芸人が乗り込んでたのはヒミツ。芸能人は大変だなぁ、といらぬ心配をする。

  1. 「ぐんかん島」

今回のメインイベント!数ヶ月前からツアーを予約!ということだったのだが、なんと当日だけ雨という・・・。ついに晴れ男の名を返上するときが来てしまったか。
ところが、雨でも余裕で出航でした。長崎FMのパーソナリティの方(!)も言っていたのだけれど、ここの上陸は風と波の高さ次第ということらしく・・・運良く、雨は強いものの風はそこまでではなかったので出航できたってことなのかな。


【カーナビを舟で使ってみる。もうちょっと!】
端島は、もともと人が住んでいた島だったのだが、今は建物だけが老朽化して残っている、まさに廃墟の島なのである。

かつては海底炭鉱によって栄え東京以上の人口密度を有していたが、閉山とともに島民が島を離れ、現在は無人島である。(中略)
石炭出炭量が最盛期を迎えた1941年(昭和16年)には約41万トンを出炭。人口が最盛期を迎えた1960年(昭和35年)には5,267人の人口がおり、人口密度は83,600 人/km2と世界一を誇り東京特別区の9倍以上に達した。炭鉱施設・住宅のほか、小中学校・店舗(常設の店舗のほか、島外からの行商人も多く訪れていた)・病院(外科や分娩設備もあった)・寺院「泉福寺」(禅寺だがすべての宗派を扱っていた)・映画館「昭和館」・理髪店・美容院・パチンコ屋・雀荘・社交場(スナック)「白水苑」などがあり、島内においてほぼ完結した都市機能を有していた。(wikipediaより引用)

というとおり、基本は労働の場所だったのだけど、全てが揃っているという(ある意味)天国のようなところだったらしい。劣悪な労働環境ながらも、その見返りは大きくて、いわゆる三種の神器と呼ばれるような家電の普及率が早い段階で100%だったとか、とても興味深い。
とりあえず、廃墟となった建物の数々の迫力がすごかった。雨で崩れやしないか、すこし心配でもあったけど。


【今にも崩れそうな建物の残骸。下は炭鉱への入り口だったところ】

廃墟マニアにはたまらない場所だと思う。でもそれ以上に、ここで生活していたという歴史の重みと、時の移り変わりの早さを感じずにはいられなかった。
正直もっと近づいてどんなものか見たかったけど、やっぱりそれは危険よねー。整備される前は立ち入っている人もいたようだけど。ネットで検索するとわらわら出てくる(笑)
雨に打たれてすっかり体は冷えてしまった。寒すぎるっしょ!!!1時間ほどの見学が終わって、無事にあったかいフェリーに乗り込んで帰路に着いた。疲れて暖かいところに入ったら、それはもうぐっすり寝落ちでございます。そして、またもや特急かもめに揺られ、気づいたら博多に到着していましたとさ。

  1. 雑感

福岡は、博多から天神が離れている以外はすごい良い街だなと思った。仙台並みに良いと思うな。積極的に住めるレベルだと。街のウラ側にオシャレ系ショップが立ち並んでたり、美味しそうな料理屋やカフェがあったり、似てるところも多いなと思った。
6年前に来たときに偶然入った服屋がまだあってとても懐かしかった。当時、仙台から来たと言ったら店員が驚いて、ついでに「一風堂」の大名本店を教えてもらって。そのラーメンの味に感嘆した記憶がある。その後一風堂はいろんなところに進出してきたので、そのときのありがたみが薄れてきてしまっていた。本店行くけどどうせ同じでしょ・・・なんて思っていた。
すいません、全然レベルが違った。やはり本店は違う、なぜだ!?町田で食べた「本店かさね」なんかよりずいぶんと美味しかった。本店の意地なのか?

【やっぱラーメンを食べないと始まらない】