メモ帳あるふぁv2

Since 2004/2009-2022 気が向いたときに長文を書く用。暇人であるときが懐かしく感じます。

その後のこと

つい先日、下の日記にもあるとおり、行ったばかりだった。行った用事自体は別として、仙台の地に足を踏み出したときにホっとした気持ちになった。用事が済んで何をしようか、と迷った挙句にいきつけだったゲームセンター、そしてハンバーグ屋に行ったのだった。アーケードを歩いて、どんどん変わる街並みに時は進んでいるんだな、なんて思ったりして。

その後のことは、連日の報道にあるとおり。被災せずも帰宅難民にもならず、奇しくも当事者にならなかった僕が、惨状をとやかく言うべきではないと思う。

できることは何なのか、日々考える。

根拠の無いうわさに振り回されることのないように。核とか放射能と聞いて条件反射的に危険と思うのも、理系で大学院まで行って学ばせてもらった身としては避けていきたいところ。ソースを徹底的に追求して、意味の分からない論調には断固と拒絶していきたい。ただ、キケンなことは避けたいと思うのは人間の本能だから、単に怖いって行っている人を非難するわけにも行かない、それが難しいところではあるけれどね。。。せめて、僕の周りの人にはリテラシーを持って欲しいな、と。

自分の生活も少なからず影響は受けています。外出で打ち合わせが事実上困難なので仕事は一向に進まない。それでも、自分にできることは、今までどおりに仕事をして、今までどおりに自炊して、今までどおりに飲み会を開いて、今までどおりに勉強をして。そんな普通の生活をまっとうすることだと思う。不謹慎を盾にしてすべてを自粛してしまっては、復興のための活力もなくなってしまうだろうから。自分ひとりが頑張ってどうなることではないけれど、それでも意識は持っていきたい。そして、今は募金という形で応援するしかない。節電は・・・東北のためというよりは、自分たちのためでは。東電だし。

地元に帰れるのは、また仙台で美味しいご飯が食べられるのはいつになるだろう。その日まで、できる限りのことはしていかないとな、と思う。それが、自分のidentityを育ててくれた場所への、せめてもの恩返し。