メモ帳あるふぁv2

Since 2004/2009-2022 気が向いたときに長文を書く用。暇人であるときが懐かしく感じます。

僕とゲーセン<懐古厨>

音ゲーにはまったのは中学生のとき。15歳だから、もう10何年も昔のことか・・・。それからずっと遊び続けているのもまたすごいことである。
中学生当時はUFOキャッチャーをやりに近くのゲームセンターに顔を出していた。ツタヤてきなレンタルCD屋のよこにゲームセンターがあったのだ。いつだか、そのゲーセンで見つけたBeatmaniaに一目ぼれ。音楽をやっていたこともあって、音楽がゲームに!なんておおはしゃぎしたものである。それからというものの、中学卒業間際だったかな、今では地元に帰るとちょくちょく遊ぶいつもの友人とゲームセンターに通いだした。年齢制限なんてなんのその。でも当時はまだ怖かったねえ。
高校生になっても、休日はいつもの友人とゲームセンターへ行った。だからなのかな、周りの人とくらべて中学時代の友達とずっと続いているのは。ちょうどダンスダンスレボリューションギターフリークスドラムマニアなど新しいコンセプトの音楽ゲームが出始めて、ひととおり手をつけてみた。特にBeatManiaIIDXドラムマニアは熱心にやったなあ。今はもうなくなってしまった駅前のゲームセンターに休みのたびに行って、延々と遊んで帰るという生活。家庭用のPS版ビートマニアも買った。もう壊れて現存しないが、サードパーティ製の専用コントローラまでそろえて、ウチでピコピコ。修学旅行先の北海道で新作を買うくらい、熱心に遊んでいたような。
このころに発売されたClub mixでいわゆるクラブミュージック界隈を漁り始めたんだよなあ。99年に始めたネットで探してみたけれど、当時は全くといっていいほど情報が無かった。探すスキルもツールも無かった。近所のCD屋に行って聞いてみても何ソレと言われたり。そのうちに駅前にタワレコが出来たおかげで、つきのお小遣いを全てジャケ買いCDに費やすなんてことが始まったのである。
おっと、脱線した。高校生生活ではずーーっと相も変わらずゲーセンに通っていた。受験期間でさえも。センター試験1日目が終わったときも、いつものゲーセンに顔を出して先輩に怒られたなんてことも覚えている。ゲーセンから始まる人間関係というか、知り合いが出来るということにビックリしたのもこの頃だ。
仙台に行ってから、友人のお力添えもあってゲーム界隈の知り合いが一気に増えた。大学に行かずにまずゲーセンに行って、なんてことをやっていたときもあったなあ。大学1・2年生のときが一番ゲーセンに通っていた気がする。当時導入されたインターネットを介したカードサービスで導入された個人スキル制、このスキルの点数に連動した隠し曲解禁制度によって、数え切れないほどの100円玉を筐体に入れることになった。バイトもせず月収入が殆ど無い状況でそういった生活をしていたのだから、とてもじゃないが褒められたものではない。知り合いの車に乗って遠征、原付にのって隣町まで遠征なんてこともやった。IIDXの片手プレイもこの頃が一番できたなあ。ゲーセンか何何か、みたいな生活を送っていた。
ゲーセンとは関係ないところでいろいろあり、生活を変えた。興味が広がり、ゲーセン以外のことに忙しくなっていた。ゲーセンのために街に出ることが無くなり、通ってゲーセンもパチンコ屋に変わり、さらに行かなくなった。こんな感じの一種の空白期間があって、その時期のバージョンについては今だにフォローできていない。
いつごろ再開したのかはよく思い出せない。研究室生活が始まったくらいに、何の気もなしに行ったら、相変わらず楽しかったので久々に始めたのである。まだまだ続いていたスキルシステムにも乗っかって、限度を設けつつ頑張ってみたりも。放置効果みたいなものがあって、しばらく置いて久々に手をつけるとものすごく「見切れる」ようになっていたりして、そこでさらにモチベーションがあがったりすることも。
そんなこんなで大学院生にもなったが、相も変わらず遊んでいたところ、家から原付で2分のところに大きなスーパーとツタヤとゲーセンが合わさったものすごい施設ができた。この頃はもうすでにほどほどのゲーセン生活が復活していたので、研究室の帰りに常に寄るように。すでにスキルシステムはインフレを起こしていたのでさほど興味は湧かず。まったりとゲームを「楽しむ」ようになったのもこの頃から。たまに遠出をして、昔のバージョンのゲームを見つけてテンションがあがったり、そんな懐古をするようになったのもこの頃。
仙台を離れる直前くらいに、新作が出るたびにずーーーーーっと行っていたゲームセンターが閉店することに。なんだかんだでコミュニティがあるわけで、その最終日にちょうど居合わせることができたのだけれど、何ともいえない物悲しさがあった。たかがゲームなのだけれど、されどゲームであるわけで、このゲームを介して繋がった知り合いが、そのゲーセンの最後を追悼するような形でプレイするのを皆で見守るという状況。当事者でないと分からない感動があったと思う。

そして今。仙台を離れて、一人ちまちまとゲームで遊んでいる。いつもいくゲーセンに知り合いはいない。すこし寂しさを感じながらも、淡々と遊んでいる。これでも楽しんでいるのだ。

ずっと遊んできたゲームの1シリーズが終焉を迎えようとしている。ついに、最終の解禁の段階まできてしまった。このゲームはグレードアップして新作が出ているが、もう構えてはやらないだろう。昔を振り返り記録をしつつ、一区切りをつけるために文章を記してみた。

しかし、このゲームのプレイヤーの特徴としては、「引退宣言」をした人ほど復帰するという・・・。