メモ帳あるふぁv2

Since 2004/2009-2022 気が向いたときに長文を書く用。暇人であるときが懐かしく感じます。

5年が終わる

今の会社に入って、5年が経とうとしている。いつの間にやら新入社員の時代から使えない中堅と呼ばれてしまうようなそんなお年ごろになってしまった。会社の中の力争いとかそういう下らないことが段々と分かってきて、そういうのからは極力離れるようにしている。キレキャラという切り札は最後まで残しておきたい。へりくだりと作り笑いは得意です。
会社に入った初期の頃はそれこそ、同期は仲間、みたいな感じで集まっていた。けれど、それぞれの部署に配属されてそれぞれのカルチャーに染まっていく中で段々とお互いに連絡も取らなくなってきて、当時仲が良かった人と今では殆ど絡みがない。呼べば会えるだろうけれど、なかなかそういうきっかけもなかったりする。みんな、元気で頑張っているのだろうか。

会社に、すっごいアクティブかつ研究家で大学に行ってたりとかでまったくうちの会社に合わないような先輩がいる。今回の人事異動でまた興味深いところに手を上げていたようで、今の職場では今日が最後かもしれないので聞いてみた。
「先輩はこの会社が持つ旧時代的なカルチャーに全然合わなそうなのに、なんで辞めないで続けてるんですか?先輩くらいの能力があればどこでもやってけるんじゃないですか?」先輩が言うには、
「やめるって思っている以上にリスクが高いからね。今の仕事が嫌だからといって転職するとするでしょ。でも、求人があるってことは人が足りてなくて忙しいってことだから。世の中はそんなに甘くはないよ。そうじゃなくて、これくらい大きい会社であれば、嫌だったら他に行ける場所があるんだから、動けばいいんだよ。今のこの環境を生かして、使ってキャリアを築くようにしないともったいないよね。ちなみに、自分が今から行くところはたぶんここよりもクリエイティブな仕事は出来ないと思うんだ。偉い人が喜ぶような資料ばっか作らされるんだろうし。でも、他でバランス取ってるから別にいいんだよね。」
というようなことを。
確かに、与えられた状況を活かせるのであれば、使わない手はない。最近それに気づいて、色々動いてはいるけれど、間違ってはいなかったようだ。先輩の話には横文字がたくさん入ってきてついていけないところもあったけれど、有意義なお話が聞けたと思う。またお話を聞きにいこうかな。

次の5年間、自分はどこでなにをしているのだろうか。そろそろ再考の時が来ているのかもしれない。