メモ帳あるふぁv2

Since 2004/2009-2022 気が向いたときに長文を書く用。暇人であるときが懐かしく感じます。

追憶の松島

もう昨年のことになるが、マリンピア松島に行ってきた。閉館と移転が決定しているので、中学時代に訪れた記憶を思い起こすために。結局大学時代には入らなかったんだよなぁ。松島には数回行ったんだけど、行った時のことは全部覚えてるから、まあそれも追憶ですね。

年間パスポートも、閉館の日が近づくにつれて値段も安くなるような仕様になっていた。平日ともあり、中に人はいない。おかげでゆっくり見て回ることができたけれど。誰か他の人の日記を見ると大盛況の様子だったから、土日祝日はすごい人出なのだろう。

全国津々浦々の水族館を覗いて来たけれども、ここほど昭和を感じさせるところは無かったような気がする。それくらい、長い年月を経て色々なところに見え隠れする劣化があるようにも。近年に東京等にオープンした今風の水族館とくらべてしまうとどうしてもね。でも、ある意味それがまた良い趣を醸し出しているのである。大規模レストランとか、昔は遠足の子どもたちやらツアー客やら何やらで賑わっていたんだろうなあ。そんな昭和の時代の賑いに思いを馳せる。

水族館に入ると、最初に目に入ってくるのは広場を囲う謎の乗り物。なんだっけコレ・・・モノレール!?もちろん乗りました。下手なジェットコースターよりもエキサイティングです、色々とw まあ大のおっさん大人がこんなのに乗って喜んでいるあたりお察し下さいというかなんというか。ええ、楽しかったですよ。ココロはおこちゃま。

広場では、昔の歴史をたどる写真展が行われてました。80年の歴史ってよく考えるとすごい。自分の想像もつかないような時代からあるってことでしょ、しかもこの場所にずっと。年代に寄って服のテイストが違っていたりとか、値段の違いとか、パンフレットの書体やら書きぶりやら、色々なところで時代の流れを感じることができた。


なんだか寂しさを感じるのりものたち。

展示されているいきものたちは、新しい水族館にみんな移されるそうだ。新しくて綺麗な水族館とくれば、おそらく近隣県からも人を呼び込めるくらいのものになるだろうね。金沢シーパラでの実績もあるところが運営するので、間違いはなさそう。そちらはそちらで楽しそうだけれども、閉まってしまう前に一度昭和の時代を思い起こす場所に行っておくのも良いのかなと思います。昭和を生きてはいないけれど、昭和生まれとしてはせめてもの追体験を。そして、行ったらぜひモノレールに乗ってみるのが良い。この先乗れることは絶対無いシロモノだから・・・。